ぎっくり腰になったことありますか?また、現在腰がダルイ・痛い・違和感がある方は気を付けてください。動けない自分が情けなくなります。。。

①ぎっくり腰はなぜ起こる?

ぎっくり腰の痛みは、なった人にしか分からないつらいものです。

ほとんどの人は激痛でその場で固まったまま動けないほど。

何の前ぶれもなく突然起こるので、ヨーロッパではぎっくり腰を「魔女の一撃」といいます。

一般にぎっくり腰は、重いものを持ち上げたときに起こりやすいといわれますが実際には咳やくしゃみをしたとき

ベッドや布団からからだを起こそうとしたとき、顔を洗うとき、いすに腰かけて横や後ろのものを取ろうとしたと

きなど色々なケースがあります。

いつもの日常動作をしたときに、だれにでも起こりうるものです。

ぎっくり腰は一度起こると癖になり頻繫に繰り返しやすいです。

中高年の場合は、しっかりケアをしないと再発する可能性も高いです。

②ぎっくり腰はなぜ痛い?

その理由は、腰を支える靭帯や筋肉に急に負担がかかり断裂を起こし神経を刺激するためです。

捻挫を起こしたのと同じ状態なので、腰の捻挫ともいわれます。

人によって原因も異なりますが、こうした痛みが重なることで強い痛みになります。

中高年の場合は運動不足で腰を支える筋肉が弱くなり、腹筋と背筋のバランスが乱れていることがあります。

また関節や椎間板が変形しヘルニアを起こしている場合もあります。

③ぎっくり腰になったらどうしたら良い?

ぎっくり腰を起こすと場合によっては動くことも立ち上がることもできない可能性があります。その場合には横向き

に寝て、腰を丸めた姿勢をとると、少し楽になります。(個人差はあるので自分の一番楽な体制になりましょう)

自宅で安静にしている間は、マッサージなどをしてはいけません。湿布薬などで、痛みをやわらげる程度にしましょう。

靭帯や筋肉の断裂により出血や炎症を起こしている場合では冷湿布のほうが適しています。お風呂などで温めるのは

逆効果になりがちなので、最初のうちはあまり温めないようにしましょう。

ぎっくり腰になった直後でも動けるのであれば当院にお越しください。

状態によって鍼治療や整体で早期改善していきます。

④治りかけは安静?運動?

2~3日して痛みが落ち着いてきたら、少しずつ動くようにしましょう。早めに動き始めたほうが回復も早い傾向にあります。

痛みの程度をみながら、自宅の中などを少しずつ歩くようにします。無理は禁物です!

強い痛みが治まったらお風呂で温め、靭帯や筋肉の緊張をやわらげます。温めると血行もよくなり、回復も早まります。

ぎっくり腰の痛みは通常1週間程度でかなり治まり日常生活もこなせるようになります。

しかし安心していると再発したり慢性の腰痛症へと進んでしまうことがあります。

その最大の原因は運動不足です。予防のためには、腰を支えるための筋力アップ運動や、筋肉や靭帯を柔軟にするストレッチ運動をしましょう。